「どんな車なら買えるんだろう・・・」
車好きのあなたなら、新卒入社と同時にスポーツカーがほしいと考えていることでしょう。
ただ、新卒の時期は貯金が少ないので、選択肢が限られてしまいますね。そこでこの記事では、新卒社員でも手の届くスポーツカーを紹介します。
今回は、新卒社員でも車を維持できるよう、以下の条件をもとに選考しました。
- 予算 車両価格 200万円以内
- 新車登録から10年以内
- 国産車で、故障のリスクの少ない車種
それでは、ひとつひとつ見ていきましょう。
Contents
スバル WRX S4 過走行車だと値段も下がっていてお手頃な1台
1台目はスバルのWRX S4です。現在では生産が中止され、中古車のみになります。
まだ比較的新しいモデルですが、中古車市場で走行距離が10万Km近くだと160~180万円の個体があります。
マニュアル仕様のWRX STIだと中古車価格が一段と高くなりますが、オートマのS4だと手ごろな値段のものが見つけられます。走り屋の人は、WRX STIを欲しがるため、S4は穴場になっているのでしょう。
4ドアセダンなので友達を乗せたり、荷物を運んだりと、普段使いもできるバランスの良い車です。あなたが入った会社で同期とドライブに行くことになっても活躍してくれる車でしょう。
まだ新車登録から年月が経っていない個体ばかりなので、車体の経年劣化の心配もありません。
トヨタ 86 手ごろな価格の個体も多い正統派スポーツカー
続いて紹介するのは、トヨタの86です。2ドアFR、MT仕様あり、水平対向エンジンとまさに車好きに刺さるスポーツカーです。
中古車市場での個体も多く、社外製の部品も数多く流通しています。
ただし、中古車選びでは注意が必要。86はユーザーによって改造されているケースが多いため、ステアリングやサスペンションが社外品に交換されていることがあります。
改造によって性能が上がっていればよいのですが、なかには乗り心地が悪すぎる改造車もあります。価格の安い中古車は、ノーマルからかけ離れている粗悪な改造車である危険性があるので注意が必要です。
なるべく純正に近い個体を選びましょう。
86もMT車は中古車価格が下がりにくい傾向があります。予算的に厳しいようであれば、価格の安いAT車を検討しましょう。
ホンダ CR-Z 穴場のスポーツカーならこれ!
隠れた名スポーツカーがホンダのCR-Zです。2ドア、MT仕様ありの本格スポーツカーです。
86などのかげに隠れてあまり目立つことがないため、ねらい目な1台です。
ハイブリットカーのスポーツカーでMT仕様もある異色の1台です。
発売当初は、かなり斬新なデザインの車として注目を集めました。メーター周りの内装も近未来的で、いま見ても古臭さは感じられません。
中古車相場も安めなのが魅力です。個体によっては、100万円を切るものもあります。86と比較してもお手頃といえるでしょう。
ただし、中古車市場での流通量は86の半分ほどです。根気よく状態の良い個体を探しましょう。
スズキ スイフトスポーツ 新入社員でも手の届くスポーツカー!
これまでは中古車をメインに紹介しましたが、スズキのスイフトスポーツは新車でも手の届くスポーツカーです。仮に新車には手が届かなくても、1~3年落ちの状態の良い中古車なら十分購入できる価格です。
中古スポーツカーでは、元のオーナーが走り屋だった可能性もあります。そうすると中古車にダメージが溜まっており、多額の修理費がかかるリスクがあります。最悪の場合は、あまり走れずに廃車になるということも・・・。
その点、状態の良いスイフトスポーツを買ったほうが、長く、安く楽しめるかもしれません。 1~3年落ちの中古車なら、故障知らずで10年くらい乗ることができるでしょう。
4ドアで、荷物も積めて、維持費も安いので、新入社員にとって優しい1台です。
もちろん、走りの面でも十分に楽しめます。MT仕様があり、よく曲がるので運転の腕を磨くのには最適なモデルです。
マツダ スピードアクセラ 中古でも手が届くようになってきたハイパワーFF
新車登録から10年ほどの個体が増え、手の届く価格帯になってきたのがスピード アクセラです。
2.3リッターターボのFFで、圧倒的な加速性能があります。少しアクセルを踏み込めば、まるで飛行機の離陸時のような加速感。現行のマツダにはここまで暴力的な加速をするモデルはなく、貴重な1台になります。
流通量は少なく状態の良い個体を探すのは大変です。新車登録から時間がたった車や過走行車が多いので、車両の状態は見極めましょう。
車体が大きいため、普段使いにも問題ありません。通常のハッチバックのように使用することもできます。
見た目は普通の乗用車なので、新入社員が乗っていても違和感はないでしょう。ただし、普通の外観に反して、足回りはかなり硬い生粋のスポーツカーに仕上がっています。
トヨタ ヴィッツ GRスポーツ 状態の良い中古車に手が届く
こちらも新入社員が手を出しやすい1台。ヴィッツをベースにスポーツモデルにチューンした「ヴィッツ GRスポーツ」です。
GRヤリスが登場したことで、このモデルの価格はお手頃になってきています。
150万円程度の予算があれば、状態の良い中古車が手に入ります。
ベース車両はヴィッツですがしっかりとチューンナップされており、十分スポーツ走行を楽しむことができる車です。
コンパクトカーで日常生活の足としても使えるので、新入社員のあなたにもおすすめできる1台です。
ホンダ フィットRS お手頃なスポーツ仕様の1台
続いて紹介するのは、フィットRSです。さきほどのヴィッツGRスポーツと似たコンパクトカーのチューンアップ車両です。
GRヴィッツよりも中古車市場に在庫が多いため、120万円程度でかなり状態のよい中古車が手に入ります。
FFでMT仕様の車なので、運転の練習をするにはうってつけの1台です。
見た目は通常のフィットと変わらないため、新入社員が乗っていても全く違和感がありません。「見た目は普通のコンパクトカーだけど、実はスポーティな走りができる」というギャップのある車です。
新入社員にはおすすめできないスポーツカーたち
ここまで、新入社員におすすめできる車を紹介しました。一方で、メジャーなスポーツカーでありながら、「新入社員にはおすすめできない車」を紹介します。
中古車市場には安くてたくさんの在庫が出回っているのですが、どれも新入社員で管理するのが大変な車たちです。
マツダ ロードスター 「人」が移動することにのみ焦点が当てられたスポーツカー
まず最初は、マツダのロードスターです。中古車市場でも、比較的安く買うことができるマツダの名車です。軽い車体にキビキビとしたハンドリングと、スポーツカーとしては申し分ありません。
しかし、新入社員のあなたにとってのネックは、積載量の少なさです。この車は人が2名乗ることに主眼が置かれています。トランクはあるものの、荷物を運ぶという観点からは不十分でしょう。
新入社員のあなたなら、通勤に、レジャーにたくさんの荷物を車に載せることになります。この車だと、荷物を運ぶには不便です。
ロードスターはセカンドカーとしてだと良いのですが、この1台をメインにするのは厳しいでしょう。
RX-8 魅力あるロータリーエンジンだが、維持は大変
ロータリーエンジンを積むマツダの名車です。すでに現行車からはロータリーエンジンがなくなっているので、貴重な1台といえます。
しかし、難点はそのロータリーエンジンにあります。ロータリーエンジンはエンジンオイルの管理が難しいため、つねにオイルレベルに気を配る必要があります。このオイル管理ができていない中古車は、エンジンの状態が悪いのです。
もしオイル管理が不十分な個体にあたってしまうと、エンジンが寿命を迎えて廃車になってしまうことも。
中古車価格でも180万円以上するため、もしあなたの買った車が故障してしまうと大問題。新入社員にとっては痛すぎる出費となってしまいます。
高い中古車価格とロータリーエンジンの繊細さを考えると、新入社員は避けるべき車です。
フェアレディZ 大排気量から繰り出される圧倒的な自動車税
中古車の流通量が多いフェアレディZ。手の届きそうな価格帯の個体も数多くあります。今の国産車にはない2ドアの3.7Lの大パワーエンジンは、とても魅力的です。
しかし、新入社員におすすめできない理由として、自動車税が高すぎる点があります。
3.7Lの排気量だと毎年の自動車税は66,500円。さらに新車登録から13年が経過すると約15%の増税になります。
大排気量のため、燃費も良いとは言えません。新入社員が維持するのは、現実的ではないでしょう。
入社後の生活にあったスポーツカーを購入しよう
ここまで、おすすめの車とあまりおすすめできない車を紹介しました。
会社に入ると、これまでとまったく生活スタイルが変わります。休みの日には、会社の同僚とアウトドアに出かけることもあるでしょう。
そのためスポーツカーといえど、ある程度の人とモノを運べる車が求められます。純粋なスポーツカーだと、日常生活で困ることが増えます。
入社後の生活をイメージして、バランスのよい車を選びましょう。
今回は、ここまでです。