「EVよりもガソリン車が好きだから、これからもガソリン車に乗り続けたい・・・」
「ガソリン車が少なくなるなら、今のうちに買っておこうかな・・・」

こんなガソリン車好きのあなたに向けて、今のうちに手にしておきたい国産ガソリン車を紹介します。

欧州やアメリカの一部の州で、「今後10~20年内にガソリン車の販売禁止」というニュースが相次いでいます。

各国がガソリン車の規制を強めているため、自動車メーカーのラインナップから純粋なガソリン車は減っていくことでしょう。環境のためには電動化を進める必要があると理解はするものの、車好きにとってはなんともさみしい情勢です。

今後、純粋なガソリン車は市場からどんどん姿を消していくでしょう。ガソリン車に今後も乗り続けたいなら、状態の良い車を今のうちに確保するしかありません。

そこで今回は、今のうちに手にしておきたい3つのガソリン車を紹介します。

Contents

軽快なスポーツドライビングが楽しめるFRのスポーツセダン マークX(TOYOTA)

まずは、すでに中古車市場でしか手に入らないマークX 3.5Lモデル(後期)です。

今の国産車では貴重なFRのスポーツセダンです。なかでもおすすめは、後期の「GR SPORT」と「GRMN」。

GR SPORTは「350RDS」をベースに作られたスポーツグレードで、エクステリアとインテリアはベースと差別化が図られています。

一番の特徴は専用のバンパーと4本出しマフラーです。フロントグリル、フロントフェンダー、トランクにはGRエンブレムが付いています。

ダウンサイジングターボやハイブリッドの普及で絶滅危惧種となったNA3.5Lエンジンを搭載しており、踏めば踏むだけエンジンが回るため気持ちの良い加速を体感できます。

GRMNは「350RDS」をベースに作られた限定モデルで、NA3.5Lエンジンに6速MTを組み合わせています。エクステリアはGR SPORTとさほど変わりませんが、GRMNのみ設定されるカーボンルーフが特徴です。

走りに磨きをかけており、トルセンLSDやショックアブソーバーは専用品となっています。過給機付きやハイブリッドカーでは味わえない自然な加速や、3.5Lもの排気量をMTで操る楽しさを味わえる数少ないグレードです。

インテリアはカーボン調パネルにウルトラスエードのヘッドレスト一体型スポーツシートが特徴で、カジュアルな中型セダンとは思えない作りになっています。

中古車市場に流通している台数も少なく、価格も高騰しています。状態の良い車は、ますます入手が難しくなるでしょう。

水平対向エンジン×AWDの本格ラリーカー WRX S4(SUBARU)

続いて紹介するのはスバルの「WRX S4」です。こちらも2021年9月現在は、中古車のみとなります。

スバル伝統の水平対向エンジンにCVTを組み合わせた1台。

車好きから評判の悪いCVTですが、スバルは長年の改良でフィーリングはかなり改善されており、スポーツドライビングを存分に楽しむことができます。

MTを載せていたWRX STIは油圧パワーステアリングを搭載しているのに対し、S4は電動パワーステアリングを採用しています。

2022年以降にフルモデルチェンジする車は厳しい騒音規制が適用されるため、WRX S4の気持ちのいいサウンドを味わうのはこのモデルで最後となります。

グレードは「STI Sport EyeSight」のみです。

スバルは「2030年までに全世界の新車販売台数の40%以上を、EVやハイブリッド車にする」と宣言しています。どのガソリンモデルから電動化されるか公表していませんが、次期WRX S4もその対象である可能性が高いです。

古き良きスバルのスポーツカーは、近い将来なくなってしまうかもしれません。シンプルな水平対向エンジンを楽しむならば、今のうちに手に入れておきましょう。

背徳的な排気量と圧倒的な加速が楽しめる国産セダン スカイライン(日産)

最後は、日産の13代目スカイラインです。なかもでおすすめなのは「400R」。

カタログ上では特別仕様車扱いですが、生産台数は決められていません。現行モデルが販売している間は、いつでも注文することができます。

400Rをおすすめする一番の理由は、群を抜くコストパフォーマンスの高さです。

歴代スカイラインで最もパワフルで、現行国産セダンではトップクラスの405馬力を発生させる3.0Lツインターボエンジンを搭載しています。

価格は562.5万円から(2020年モデル)となっています。

内装も他のスカイラインとは差別化が図られており、専用スポーツシートにレッドステッチ、キルティングが施されていることが特徴です。

スカイラインは後期モデルからプロパイロット2.0を搭載していますが、ガソリンモデルは対象外となりました。

しかし、安全装備で劣っているにもかかわらず、全グレードの中で400Rの販売台数が一番多くなっています。

安全装備よりも走りに重きを置いたグレードに人気が集中したことで、それまでブラックレザーシートのみだった400Rは、2020年モデルからホワイトレザーと導入しました。

足回りも400R専用となっており、コーナーでより踏ん張れるサスペンションを採用。

多くの専門家のレビューでは、最高級グレードのGT Type SPよりも乗り心地がいいと評判です。

日産エンブレムを捨ててインフィニティエンブレムを採用した前期スカイラインは販売台数も評価もいまいちでしたが、後期から日産エンブレムを復活させたことに加え、GT-Rに寄せたフロントデザインで大好評となりました。

レクサスGS Fが販売中止になった2020年現在、国産のハイパフォーマンスセダンは400Rだけです。

大排気量の官能的なガソリン車は、絶滅危惧種になってきた

平成の初期までは大排気量エンジン=高性能車ということで3Lを超える乗用車がたくさん登場しました。しかし、環境性能重視に変わった現代では、なるべく排気量の小さいエンジンを載せることが業界のトレンドとなっています。

今回の3車種は、現代のトレンドから見ると時代遅れの車なのかもしれません。環境にやさしいわけでも、荷物がたくさん載るわけでもなく、ひたすらガソリンエンジンを楽しむことを追求した贅沢な車たちです。

あと10~20年ぐらいすると、このような車にはもう乗ることができないかもしれません。中古車市場にある在庫もどんどん数が減っていきます。ガソリン車がなくなる前の今のうちに購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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