「運転免許は取れたものの、まだ公道で走るのは不安だな・・・」

「一人で運転するのは自信がなくて、運転する気にならない・・・」

運転免許をとっていよいよ公道を自由に走れるようになっても、ひとりで路上を走るのには不安がありますよね。それもそのはず、運転免許を取得したとしても、運転に慣れるまでには実際に公道を走り込む必要があるからです。

運転免許証をとってようやくスタート地点にたったようなもの。実際に公道を走ることでしか学べない、道路事情や生きた交通ルールがたくさんあります。

とはいってもあなたは免許をとったばかりなので、「まだ運転に自信がないし、運転したくないな・・・」と、ハンドルを握るのをためらってしまうのも無理はありません。

そこでこの記事では、なるべく事故のリスクを低くしたうえで公道で運転の練習をする方法を紹介します。まず公道デビューの第一歩として、教官がいない状態での公道運転に慣れましょう。そうすれば、あなたの不安は大きく解消されるでしょう。

公道で練習するポイントは以下の通りです。ひとつひとつ解説します。

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公道で運転練習するなら、舗装されたばかりの新しい道を走りましょう

公道での運転に慣れるには、とにかく数をこなすしかありません。運転の経験を重ねることで、車の挙動や周囲の車両の動きがわかってきます。

最初はできる限りリスクを減らしたうえで、公道で走ってみましょう。リスクを下げるためには、事前に走るルートを下調べし、どこを走るか決めておくことが重要です。ルートを決めるにあたって、以下のポイントを意識しましょう。

  • 交通量の少ない道路
  • 比較的新しく舗装された道幅のひろい道路
  • 分岐が少なく、まっすぐにどこまでも行ける道路
  • あなたが地理的に詳しいルート

初心者のうちは、できるだけ交通量の少ない広々とした道で練習することが大事です。昔からあるような古い道路では、車幅がせまく歩道がなかったり、電柱がせり出していることがあります。これに対して、ここ10年で舗装された新しい道路では歩道や車道の幅が広く、余裕をもって走ることができます。

また住宅街の道は見通しも悪く歩行者も多いので走行ルートから外しましょう。最初は交通量の少ない道路で走る、止まる、曲がるという基本動作を繰り返しましょう。これにより車に慣れてきます。

分岐が多いと難易度が上がるので、なるべく直線で単調なルートを選びましょう。まずは、直進をメインにして周囲の流れに慣れてみましょう。むやみに車線変更をしないこと、前車との車間距離を十二分にとることを意識してリスクを下げることが重要です。

運転の練習は、交通量の少ない時間にしよう

時間によっても交通量は変化します。最初は、なるべく交通量や歩行者が少ない時間を狙って練習しましょう。具体的には、以下の時間帯がおすすめです。

  • 土日の早朝の時間
  • 日中の明るい時間帯

反対に、平日の8~9時、15~16時は登下校中の児童や通勤で交通量が多くなるため避けましょう。土曜、日曜の5〜6時だと交通量はかなり少なく、余裕をもって運転できるはずです。

走る、止まる、曲がるを繰り返して自然に運転できるまで練習を重ねます。

運転のテクニックに疑問がある場合は、YouTubeを探すとプロドライバーによる解説が聞けます。個人的なおすすめは、GAZOOの解説動画です。

プロドライバーによる解説でかなり有益です。基本動作をもう一度確認してみましょう。

広い公園の駐車場で駐車の経験をつもう

公道を走るのに加え、駐車も慣れるまでには練習が必要です。そこでおすすめの練習場所が、広い公園の駐車場です。周囲や前後に車や人がないところを練習場所として選びましょう。

広大な公園の駐車場であれば、もし白線から外れてしまっても、車を傷つける心配はありません。ポイントは焦らず、ゆっくり操作をすることです。後進するときはアクセルを吹かさず、クリープ現象だけで移動させます。

また、一番重要なのがアクセルとブレーキを踏み間違えないことです。「間違えるはずないじゃないか」と思われるかもしれませんが、意外と踏み間違いは起こるのです。

筆者も一度、駐車の際にブレーキだと思ってアクセルペダルを踏んでしまったことがあります。なぜなら、後ろを確認するために上半身をひねると、知らぬ間に足の位置がブレて踏み間違いにつながるからです。

落ち着いて、一呼吸をおいてから操作をするようにしましょう。

運転の不安を取り除くには、練習を重ねるのみ

直進、左折を織り交ぜながら走って、駐車をするまでの練習の流れをご紹介しました。まずはこの練習を通して、直感的に車の操作ができるようになりましょう。

とくに最初は、教習車と自分の車の違いに戸惑ってしまうため、自分の車の挙動をしっかりと身体に覚えさせる必要があります。

だんだん慣れてくると車幅もつかめるようになり狭い道でも、通過できるのかできないのかがわかるようになってきます。

まずは、自分の生活圏内の身近な道で慣れてから、初見の道路、高速道路にデビューするようにしましょう。

路上デビューにあたり、活きた交通マナーを学びたい方には、こちらの書籍がおすすめです。


徳大寺有恒のクルマ運転術アップデート版 [ 徳大寺有恒 ]

公道で走るのが不安であるなら、公道に出て練習するしかありません。まずは難易度を下げて実際に車を運転する経験をつみましょう。

今回は、ここまでです。

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