インプレッサG4の足回りをエナペタル製ビルシュタイン B6に交換してから1万kmほど走りました。今回はこれまで感じたことをお伝えします。

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純正サスからビルシュタイン B6に交換して感じたメリット、デメリット

メリット

・高速巡行時の安定性の高さ

 ビルシュタイン B6の最大の長所は何といってもこれ!

100km/hで巡行中に路面の凹凸や轍があっても、瞬時に揺れが収束するため安心感があります。新東名の最高速度 120km/h 区間でも走ってみましたが、車体の安定性は純正サスよりも飛躍的に向上しました。

・路面の変化を捉えやすい

国産乗用車の純正サスではサスが柔軟に伸縮し衝撃を吸収するのに対して、ビルシュタイン B6ではサスの伸縮が浅く常に車体姿勢が水平に保たれます。これによって、路面の情報をよりダイレクトに感じることができます。段差を超える際に、ドスッと心地いい重厚感の振動が車内に伝わるため、国産乗用車でも欧州車のような乗り味を楽しむことができます。

デメリット

・サスが馴染むまで、硬すぎる

 ビルシュタイン B6は本来の乗り味が出てくるまで慣らしが必要です。特に交換直後から1,000kmほど走るまでは、段差を超えるたびにガンッガンッと車体全体に衝撃が走るほどで、「サスが機能しているのか?」と疑いたくなるほど硬い乗り味でした。3,000km程度走ると、徐々に柔らかくなり不快感はなくなってゆきます。ほかの方のレビューを見ても、本来の性能を発揮するまでには慣らしが必要と書いてありましたので、この部分は慣らしが完了するまで我慢が必要なようです。

・国産サスと比較して高価

 国産メーカーのスポーツサスペンションと比較すると、価格帯は高めです。ただ、欧州車や走りを重視する国産モデルにも純正採用されるメーカーなので、十分価格に見合った価値があると考えます。

さて、ビルシュタイン B6のメリット、デメリットについて述べてみましたが、この製品はこんな方におすすめです。

・高速道路の利用機会が多いので、高速安定性を高めたい

・サスペンションがヘタってきたので、交換を兼ねて乗り味を変化させたい

最後に

ビルシュタインのサスペンションは一般的なカー用品店では取り扱っていないため、ビルシュタインのホームページにある取扱店でサスペンション交換の相談をしましょう。

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